きよしこの夜-オーストリア冬の専門ホームページ

オーストリア 冬の専門ホームページ

| HOME | クリスマスをヨーロッパで! | きよしこの夜 |

きよしこの夜

PC1800692028Large29-1.jpg
日本ではクリスマスシーズンになるとよく耳にしますが、オーストリアでは毎年必ずクリスマス・イヴとクリスマスに『きよしこの夜』が各家庭や教会で歌われます。(その前に歌われる習慣はないようです。)そしてクリスマス・ミサの最後には、必ずハイライトとしてこの曲が全員で大合唱されるのです。『きよしこの夜』の静かで美しいメロディーは、イエス・キリストの誕生を祝福する最も大切で、庶民的な曲として世界中で歌われ続けています。

 クリスマスになると必ず流れる曲『きよしこの夜』。世界中で知られるこの有名なクリスマスソングは、1818年、オーストリアの小さな村オーベルンドルフで誕生しました。作詞家はヨーゼフ・フランツ・モアー(1792~1848)。私生児として生まれたモアーは、1815年、教皇の特別許可をもって司祭へと任命され、教区教会管理者の助手として、オーベルンドルフへやって来ます。村人に大変親しまれたモアー司祭は、オーベルンドルフの貧しい人たちにクリスマスの曲をプレゼントしようと考えました。当時、教会の礼拝は全てラテン語で行なわれ、村人は内容を聞き取ることができずにいたことから、モアー司祭は『きよしこの夜』を誰にも分かりやすいようにドイツ語で作詞しました。


1816年にモアー司祭によって書かれた歌詞に続いて1818年『きよしこの夜』の作曲者フランツ・クサーヴァー・グルーバー(1787~1863)のメロディーがのせられます。この村の教会のオルガニストをしていた小学校教師のグルーバーは、モアー司祭とともに1818年のクリスマスイヴ・ミサの最後に、クリッペの前で『きよしこの夜』を発表したと伝えられています。グルーバーはこの曲をギターで伴奏し、なるべくラテン式(オルガン)を避け、庶民的なミサにしようと心掛けたのではないかとされています。また一説には、クリスマス前に教会のオルガンが壊れてしまい、修理も間に合わず、イブの夜にグルーバーのギター伴奏で二部合唱をしたとも言われています。
PC1800742028Large29-1.jpg